募金趣意書
    150周年シンボル大阪府立北野高等学校 創立150周年記念事業 募金趣意書

    謹啓 皆様方には、ますますご健勝にてご活躍の事と存じます。日頃は母校の教育支援を根幹とする六稜同窓会の活動に、深いご理解を賜るとともに、格段のご協力・ご支援をいただき、誠にありがたく厚く御礼申し上げます。
     さて、われらが母校北野高等学校は2023年に創立150周年を迎えます。現役生徒諸君はこのコロナ禍にも屈することなく、忍耐強く学習やクラブ活動に取り組んでおります。平成の校舎改築からすでに20年以上が経過し、昭和校舎から継承した楠も白亜の新校舎に取り囲まれながら、しっかりと息を吹き返し、永久の時を刻み続けております。
     そんなキャンパスを見渡しましたところ、平成の改築に漏れたクラブ部室がいよいよ老朽化しており、耐震対策を含めた改築が不可欠な状況にあります。ついては150周年という節目にあたり、これを同窓会の事業として、単なる部室の建替えにとどまらず、生徒・教職員・同窓会会員、地域との交流が図れる新たなる拠点「六稜倶楽部」の建設を目指したいと存じます。また、130周年記念事業で建設しました六稜会館の設備(空調設備とホールのAudio/Visual機器)が経年劣化並びに近来のネット環境に対応しておらず更新が強く望まれていることから併せて整備を目指したいと存じます(これらは完成後、速やかに大阪府に寄附することとなっております。)さらに社会貢献事業として、100周年記念事業で遺した大阪城梅林に倣って、今回は「桜の森」を大阪の地に創設すべく検討を進めております。
     これらの基幹事業に、記念誌の発行・記念式典の開催を併せて、150周年の慶事を祝賀すべく総額3億円の募金活動を展開することと致しました。
     つきましては、是非この事業にご賛同賜り、その資金といたしまして皆さまからのご寄附を仰ぎたく謹んでお願いいたします。本記念事業が成功裡に行われ、母校のさらなる発展の礎となりますよう皆さまのご理解とご協力を心からお願い申し上げます。
    謹白


       令和3年3月1日
    大阪府立北野高等学校創立150周年記念事業募金委員会
     委員長 野村正朗(六稜同窓会会長 82期)
    副委員長 太田省三(六稜同窓会副会長、東京六稜会会長 77期)
    副委員長 桑原 豊(六稜同窓会常任理事 77期)
         募金委員一同


    pdf書類 PDF版 募金趣意書(1.7MB)

    野村会長「募金のお願い」
     今年、六稜同窓会は募金活動に邁進する年となります。2年後の2023年に迫って来ました創立150周年事業のキックオフの年であります。事業内容は本紙に記載の通りです。募金総額は3億円で記念式典以外は税控除の対象となります。
     いま、母校北野高校は「豊かな個性・高遠な理想・社会への貢献」をテーマに、学習と学校行事・部活動を両立し、知・徳・体のバランスのとれた自律性のある生徒を育てることを基本方針としています。また、令和元年から「ワールド・ワイド・ラーニング構築支援事業」の拠点校として、文理の垣根を超えた新しい学びの開発に取り組んでいます。この実現のために同窓会としてサポートすべく、文武両道の拠点として六稜倶楽部の建設は後輩生徒諸君にとって大切な財産となるはずです。
     また、社会貢献事業として、大阪北ヤードに建設中のグランフロント2期に予定されている「うめきたの森」への桜の植樹は、われわれが100周年記念で取り組んだ大阪城梅林に倣うものです。20〜30年後の春には観梅会に加えて大阪の新たなお花見スポットとして定着していることでしょう。このグランフロント周辺の土地は、もともと「北野」と呼ばれていた一帯であり、われわれと縁の深いところです。
    是非とも本記念事業の趣旨にご賛同いただき、募金をお願いいたします。個人1口1万円ですが3口以上を、また法人は1口10万円以上をお願いする次第です。できれば本年12月末までに募金していただければ幸いです。
    どうか六稜同窓会の「太い絆、団結力」を見せてください。クラス・学年(期別)・クラブの仲間に声をかけ合ってください。また地域・会社・様々なコミュニティの六稜仲間を募っていただき、募金活動に参画していただきたいのです。よろしくお願い致します。



    萩原校長「創立150周年記念事業に期待する」
     六稜同窓会の皆様おかれましては、日頃より母校の生徒たちと北野の教育活動に多大なるご支援をいただき、厚く御礼申し上げます。校長の萩原でございます。
     さて、来る北野創立150周年の記念事業として、現在の部室を改築し新たに「六稜倶楽部」として整備いただくこと、そして六稜会館を改修し整備することをお申し出いただき、大変嬉しく、またありがたく、心より感謝申し上げます。
     本来、学校施設の改築は設置者である大阪府が行うべきものですが、現在府立学校には築60年を超えても改築に着手できていない学校が複数あり、そちらの改築が最優先で、クラブ部室の改築は本当にいつになるかわからない状況です。
     一方、本校の現在の部室ですが、これ以上の使用にはもはや耐えられなくなってきております。構造上耐震性において脆弱であり、また、老朽化が激しく生徒たちが使用するにも危険な状態が続いております。このような状況の中、記念事業として六稜同窓会より部室の機能を残しつつ、新たな交流の場として「六稜倶楽部」を建設いただくことはこの上ない喜びでございます。
     また、次代のグローバルリーダー育成のため、本校ではプレゼンテーションやディベートを積極的に取り入れております。六稜ホールを改修いただきますことが、生徒たちのコミュニケーション能力の一層の伸長に結びつきます。併せて心よりお礼申し上げます。
     六稜同窓会の皆様のご厚意が、このように現役の生徒たちを支えていただいております。どうかご理解ご協力のほど、お願い申し上げます。